一音九九楽

一音九九楽

いちおんくくらく★ひとつの音からたくさんの楽しいこと

水曜、涙の「うえーんずでー」ダジャレで覚える「英語で曜日の一週間」フランス語でもがんばるでぃ

曜日の覚え歌

日本語外国語を問わず、言葉を覚えるための歌はたくさんあります。

たとえば、英語で曜日を覚える歌。

こちらの記事では森七菜さんのCMバージョンに関連した歌をご紹介していますが、「サンデー」から始まって一週間を一周まわって、またやって来るのが「サンデー」ではなくて「スマイル」である、という森七菜さんバージョンが、CMでありながら、歌詞としてもとても気が利いていて、よく出来ていると思います。

ducksfly.hatenablog.com

 

その記事でご紹介したなかでも、これは楽しい、と思ったバージョンはこちら。

「NHK」の「Eテレ」なのですが、これは、なかなか面白く一週間の英語の曜日を覚えられる曲になっていると思います。

「だじゃれDE一週間」

www.youtube.com

「丸山もち男とダジャソング男声合唱団」のみなさんによる歌だそうです。

歌詞はこちら。

げーつよーびが、はじマンデー★Monday
かよーび あいさつ、「ちーす」デー★Tuesday
すいよー  ころんで  うぇ~んズデー★Wednesday
もくよーあめかな、かささーすデー★Thursday
きんよーひるめし、フラーイデー★Friday
そんなかんじでこんしゅうもー、、、行くで~★Weekday

 

本日のだじゃれ

続きましてだじゃれのコーナー

おさそいを断るときに使おう

「都合が 、、、ツタン(つかん)カーメン」

、、、

 

はい、この辺で二番行きまーす

 

げーつよーびが、はじマンデー★Monday
かよーびあいさつ、「ちーす」デー★Tuesday
すいよーころんで、うぇ~んズデー★Wednesday
もくよーあめかな、かささーすデー★Thursday
きんよーひるめし、フラーイデー★Friday
どよーびバッタリあって、ごぶサタデー★Saturday
にちよーくらい、おこサンデー★Sunday

そんな感じで一週間、、、がんばるで~!

 

面白いですね〜。特に私がウケたのは、「うぇーんずでー」です。

「うぇーん」というのは泣き声なので、水曜日の「水」関連ということになり、意味的にもつながります。

 

ちなみに「水曜(Wednesday)」は北欧神話の神さまの名前「オーディーン(Odinあるいは 古英語形でウェーデン Wōden)」から来ています。

この神さまはローマ神話の神さま「マーキュリー」と同一の性質があるので、同一神とみなされました。

「マーキュリー」は水曜日を象徴する「水星」を表すので、水曜日は「ウェーデン Wōden」の日「Weden's Day」が変化して「Wedne's day」そして「Wednesday」になりました。

 

他の曜日の神さまたちの由来は、こちらで分かります。

quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp

 

当サイト版、曜日覚え歌

NHK版は面白いのですが、曜日とのつながりを強調すると、もっと覚えやすいかなと思い、私なりに、覚えるためのフレーズを考えてみました。

 

月よう、満月マンマンデー★MON

火ようは、アチチチチューズデー★TUE

水よう、涙のウェーンズデー★WED

木よう、ぼくボクサーズデー★THU

金よう、打ち上げフライデー★FRI

土よう、どこでどうしてごぶサタデー★SAT

日よう、お日さまサンサンデー★SUN

 

(土ようはやっぱり早口でいそがしい)

 

「だじゃれDE一週間ちょっとくるしいフランス語編」

なんと、フランス語版の一週間もあります。

www.youtube.com

歌詞内容はこちら。

1番

月ようダッシュだ、止まランディ★Lundi=ランディ
火ようび信号、止マルディ★Mardi=マルディ
水ようふとんを、メクルディ★Mercredi=メルクルディ
木ようおやつは、まんジュウディ★Jeudi=ジュディ
金ようまつりだ、盆おどり★Vendredi=ヴォンドルディ

そんなかんじで今週も、シルブプレ~★S’il vous plaît.

本日のだじゃれ

たんじょう日会で使おう!

「ケーキをどうも アン ガトー★un gateau = 1個のケーキ」

2番

月ようダッシュだ、止まランディ★Lundi=ランディ
火ようび信号、止マルディ★Mardi=マルディ
水ようふとんを、メクルディ★Mercredi=メルクルディ
木ようおやつは、まんジュウディ★Jeudi=ジュディ
金ようまつりだ、盆おどり★Vendredi=ヴォンドルディ
土ようび薄着で、肌さむディ★Samedi=サムディ
日ようばあちゃん、お出ましだ★Dimanche=ディモンシュ

そんな感じで一週間、コマンタレブー(Comment allez-vous?=コモンタレヴー)

今日も一日なんとかなるさ
がんばるでぃ~!

普通の読み方も書いておきます。

月よう★Lundi=ランディ
火よう★Mardi=マルディ
水よう★Mercredi=メルクルディ
木よう★Jeudi=ジュディ
金よう★Vendredi=ヴォンドルディ
土よう★Samedi=サムディ
日よう★Dimanche=ディモンシュ

 

私は大学は仏文科なのですが、教授が、「むずかしいことは言いません。卒業するときにフランス語で数字と、曜日と、月の名前が言えれば十分です。」とおっしゃったので、そればっかり練習して、おかげさまで、フランス語の数字と曜日と月の名前はいまだに覚えています。

語学のとっかかりとしては、たいへん良いアドバイスだと思いました。

というわけで、次は月の名前を日本語で。(あれ?)

 

「かなりくるしいだじゃれDE一年間」

www.youtube.com

歌詞はこちらです。

1番

1月はおがむ月★睦月(むつき)
2月に降るのは 雪さらぎ★如月(きさらぎ)
3月卒業イヤイヤよい★弥生(やよい)
4月は入学祝う月★卯月(うづき)
5月ツバメの 観察記★皐月(さつき)
6月カエルにカタツムリ みんな好き~★水無月(みなづき)

【ここからナレーション】

五・七・五だじゃれ


大みそか

    ラーメンたべて

      「おお、ミソか。」


【このとき画面では】

 

(お客がラーメンを食べながら)

これは・・・ミソだな。

 

(そばにいる店主がぼそっと)

・・・とんこつですけど

 

【という会話が文字でありました】 

 

2番

7月猛暑で 不眠月★文月(ふづき)
8月アイスで 歯ズキズキ★葉月(はづき)
9月残暑が 長続き★長月(ながつき)
10月走らな アカンな月★神無月(かんなづき)
11月でんわだ もしもし月★霜月(しもつき)
12月年末せわしわす★師走(しわす)

これにて1年12か月

そんなかんじで 来年も よろしくね~!

【その後画面のナレーションでは】

来年も


よろしくおねがい


しわす(師走)

 

ごお〜〜〜〜ん♪【と、お寺の鐘の音】

 

いちおう整理しておきます。

1月=睦月(むつき)
2月=如月(きさらぎ)
3月=弥生(やよい)
4月=卯月(うづき)
5月=皐月(さつき)
6月=水無月(みなづき)
7月=文月(ふづき)
8月=葉月(はづき)
9月=長月(ながつき)
10月=神無月(かんなづき)
11月=霜月(しもつき)
12月=師走(しわす)

 

「水無月」は「水な月」で「水の月」

なお、6月=水無月(みなづき)の「な」は、実は「の」の意味なのです。

例えば、「今日はさだまさしの気分」とも言えるし、「今日はさだまさしな気分」とも言えますね。

「無」という文字は万葉仮名として、音だけを借りたものと思われます。

だから、本当は「水の月」という意味での「水な月」なので、むしろ、梅雨時の、水がいっぱいな時期というイメージの6月に、よく合った名前だと思います。旧暦なので今の暦では7月くらいですね。

「神無月」は「神な月」で「神の月」

それは「神無月」にも同じことが言えて、10月は神がいない月ではなく、正反対の、神さまがいっぱいの「神の月」という意味の「神な月」なんですね。神さまに豊作を感謝する新嘗祭(にいなめさい)は、現在は11月ですが、旧暦で言えば10月くらいということになります。

出雲地方では「神在月」と言って、全国の神さまが出雲大社に集まって合同会議を開くので、他の地方では神さまが留守で不在になる。

なので、「神無月」なのだ、という伝承になっていますが、多分、その成り立ちは逆で、「神無月」と「無」の文字が万葉仮名として使われているのを逆手に取って、中央政府である大和政権が「無い」と言うなら、地方である出雲では「在る」ということにしようではないか、という、読売ジャイアンツに対する阪神タイガースのような、出雲地方の反骨精神から出来た伝承ではないかと思います。※個人の見解です。

 

なので、「神無月」を覚える時には、「神な月」=「お米がたくさん取れる、神のようなありがたい月」としてインプットしておくと良いかもしれません。

「サツキ」と「メイ」

一連の月の名前のうち、「皐月」は、どうしても「となりのトトロ」を思い出させますね。お姉ちゃんの名前が「サツキ」で旧暦の5月、妹の名前が「メイ」。「メイ」は英語の「5月」ですね。ちなみに、宮崎駿監督の姪(めい)っ子さんは、「めい」というお名前なのだそうです。

トトロの「サツキ」と「メイ」

トトロと「サツキ」と「メイ」公式サイトより

今回のお話

今回は、英語の曜日の名前をだじゃれの歌で覚える、NHKの「だじゃれDE一週間」、から派生して、フランス語の曜日の覚えかた、旧暦の月の名前の覚えかた、と発展する、いろいろな楽しいバージョンをご紹介しました。

こうなって来ると、もちろんドイツ語にもスペイン語にも、はたまた韓国語、中国語など世界各国語にも応用できそうですね。

あるいは工夫次第で何にでも、たとえば言葉以外の、元素記号や法律条文など、丸暗記しなければならない場合に、苦労することなく、楽しく覚えるための手段として使えそうです。