一音九九楽

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いちおんくくらく★ひとつの音からたくさんの楽しいこと

芦田愛菜ちゃん「番茶も出花」の18歳、顔が変わった?

 

誰だか分からなかったCM

私は最近の芦田愛菜ちゃん出演のCMの女性が、本当に芦田愛菜ちゃんなのか誰なのか、さっぱり分かりませんでした。

最近の芦田愛菜ちゃんは見違える。

こちらのリクルートのCMは、ずっとシリーズ化されているCMなので、まだ経過が分かります。

木村拓哉×芦田愛菜 タウンワークCM第9弾「惑星篇」セリフ付き

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芦田愛菜「木村さん」

木村拓也「うん?」

芦田愛菜「友達に恋バナ相談されちゃって」

木村拓也「おお、聞きましょう」

 

芦田愛菜「その子の『バ先』の先輩なんですけど、『バ先』のリーダー的な感じ...」

木村拓也「ちょっとごめんね、『バ先』が気になって、話が入って来ないんだけど」

 

芦田愛菜「あ、『バ先』って『バイト先』のことです」

木村拓也「『バイト先』も略すの!?、最近!」

 

芦田愛菜「.........」

木村拓也「あ、」

 

芦田愛菜「え、」

木村拓也「今、自分は『キムタク』なのに、って顔したよね」

 

芦田愛菜「あ、いや、あ、」

木村拓也「『キムタク』なのに〜って」

 

芦田愛菜「あ、ちょ、ちょっと思いました。すいません」

木村拓也「ふふ」

 

言われてみれば、「キムタク」も、木村拓也を略して「キムタク」なんですね。なるほど!

日立冷蔵庫「そこで日立!(らくうま!ひろin(イン)冷凍)」篇

分からなかったのは、例えばこちら。

これがあの芦田愛菜ちゃんだと知ってびっくりです。

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冷凍室まとめ買いで

パンパン

作り置き冷ますのも大変

そこで「日立」!

冷まさず、おいしく、すぐ冷凍

しかも、広々〜

らくうま、ひろin冷凍で

ヒロインcです〜

「ヒロイン」と「広いん」をかけているんですね〜。

 

こんなのもありました。

日立掃除機CM「そこで日立!(吸引力だけじゃない)」篇

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芦田愛菜

「掃除機、吸引力だけで選んでませんか?」

「そこで日立!」

「強い吸引力!」

「からの、軽量!」

「からの、紙パック!」

「日立は吸引力、だけじゃ、ない!」

 

もう一つは、こちら。髪型と衣装を変えて一人二役ですね。

「リンデロンVs」シリーズ

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こんなCMもあります。

味の素「丸鶏がらスープ」 丸うた篇  30秒 芦田愛菜

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どうでしょう。

私は、あれれ?こんなタレントさん、いたかなあ、と思ってしまいました。

さらにはこちら。

スペーシアTVCM「ザ・かぞく 部活」篇 15秒

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これはもう、あの芦田愛菜ちゃんではありません。シン・芦田愛菜ちゃんの誕生です。

あの芦田愛菜ちゃんだったとは

今までの芦田愛菜ちゃんと言えば、こちらのイメージでした。

ワイモバイルTVCM「かんたんスマホください!」篇&メイキング映像つき

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Y!mobile「ずーっと一緒」篇

こちらのY!mobileCMでは、さらに進化して、こんなに大人っぽくなっていますね。

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Y!mobile「ソロキャンプテント前」篇

「ヒロシ」さんの出ているバージョンもあります。

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ずいぶん大人っぽくなりました。

 

以前は、可愛くて知的で聡明な女の子、そして元気いっぱい。

そんなイメージでしたね。

例えばこちら。

小学館「図鑑NEO」「大好きなもの」篇&メイキング映像&インタビュー映像

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「食虫植物が好き」とは、なかなかユニークな感性ですが、この時期でも、子供だけれど、ずいぶん大きくなった、という感覚でした。

だって、もともとはこうだったんですから。

「マルモのおきて」の主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」

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まるで、自分の子供か孫のように、その成長を見守って来た方も多いのではないでしょうか。

なぜ今の芦田愛菜さんに変貌したのか。

さて、以前の子供子供した感じの芦田愛菜ちゃんが、現在の大人っぽい芦田愛菜さんに返信したのはなぜでしょう。

18歳になったから

芦田愛菜さんの誕生日は、2004年6月23日 なので、2022年の今年、18歳になったのですね。
つまり、18歳になったことで、おとなの階段を一段上がった。
いわゆる「少年期」から「青年期」にワンステップ上がる「激変期」だったんですね。

芦田愛菜ちゃんに、それほど大きな変化が訪れていたので、パッと見、誰だか分からなかったのでした。

18歳になるということは、実は誰にとっても、それほどの変化をもたらす成長の時期なのだ、ということですね。

この変化について、こんなことわざがあるのです。

「鬼も十八、番茶も出花(おにもじゅうはち、ばんちゃもでばな)」ということわざ

「出花」は、昔は「出端」と書いたようです。

このことわざの意味は、ウィクショナリー日本語版によると、

安い番茶でも淹(い)れたばかりなら香りがあるように、恐ろしい鬼でも青年の時は多少は美しいものである。容姿が悪くても、年頃の時期には多少魅力的に見えることの例え。

ja.wiktionary.org

だそうです。
この説明のなかでの、「多少」という表現は、「多少」謙遜が過ぎるように思われるのですが、もともとこの表現は、自分の子供について他人に紹介するときに、謙遜してみせる表現なのですね。

ほめてけなすが世渡り上手

ひとさまに身内を紹介するのに、自慢ばかりするわけにも行きません。

と言っても、自分の奥さんのことを「愚妻」などという、とんでもない表現で紹介したりしていた時代もあるのですが、そこまでは行かないにしても、そういうニュアンスのことわざですね。

自分の息子のことを「鬼」、娘のことを「番茶」と例えるなど、ことさらに落としていますが、もちろん、本音で言いたいことはその後の言葉、「なんたって18歳のはつらつさ」があること、「なんたって出花の香り高さ」があることですね。

赤鬼

親としては本当は、子供が順調に成長して大人の仲間入りをしたことを喜んでいるのであって、それは、親として当然の本音なのですが、そんな身内を、いざ、よそさまからほめられたとなると、話は違います。

そんなときの対応としては、こんなふうにほめられたのを打ち消すような謙遜も入れて、プラスな点とマイナスな点を合わせて言ってお返ししておけば、プラスマイナス中和する。
そうすれば、世の中の人間関係は引っかかることなく円滑に流れて行くのだよ、というわけです。

bancha

出ばなの番茶

そして、このことわざの出来た本来の根拠となる事実は、要するに男女を問わず、容姿を問わず、人間であれば誰でも、18歳という年齢は、人生で一番輝いている、魅力的に見えるときなのだ、という意味ですね。

そして、一人前の社会人として、やっていける準備が整った、ということでもあります。

「箸(はし)が転(ころ)んでも可笑(おか)しい年頃」

18歳という時期は、生物学的な観点から見ても、身体的機能、精神的機能、情緒的機能、いすれを取っても、その機能が完全に機能し始める時期であり、みずみずしく、はつらつとして、輝くような時代だと思います。

国際的な身長調査でも、基準を「19歳」に設定しています。18歳までに成長して、19歳以降は安定する、と認識されているんですね。

ウィクショナリーでは「年頃」という言い方をしていますが、この年頃の感受性を表す言葉として「箸(はし)が転(ころ)んでも可笑(おか)しい年頃」という言い方もあります。

食卓で誰かが箸(はし)を取りそこねたなどしてお箸が転がったりすると、大人から見ると取るに足りないような、小さなことなのだけど、それが可笑しいと言って笑ってしまう18歳。

18歳というのは、それほどにポジティブで敏感な感受性と活力、まわりの人や動物や物にまで及ぶ共感力と思いやりがあって、それを裏付ける生命力にあふれた時期なのだと思います。

ちなみに、NHK「チコちゃんに叱られる」によると、19歳を過ぎると、時間の進み方が早く感じられるようになるそうです。理由としては、「トキメキが無くなってくるから」。

芦田愛菜さん、18歳の心境を語る

さて、そんな18歳になった芦田愛菜さんが、18歳の抱負を話しています。

 

芦田愛菜、今年で18歳の新成人!将来像や今後の目標を語る/サントリー「伊右衛門」CM+インタビュー

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このインタビューの中で芦田愛菜さんは、最近、「しいたけ」にハマった、というお話もされていますね。

それは、18歳になって味覚も、子供時代の、言ってみれば未成熟だった味覚から、おとなの完成された味覚へと変化したということ。
つまり、味覚さえも成長を遂げて、人間としての機能がフルに働きだした、ということの証拠だと思います。

 

今回のお話

今回のお話では、パッと見、誰だかわからないくらいに大人っぽくなった芦田愛菜さんの変化の原因は18歳という年齢によるものだ、ということを、「鬼も十八、番茶も出花」ということわざから解明させて頂きました。

このことわざは、本来は身内のことを言うのに使う表現なので、身内でもない私が使うのはいささか失礼なニュアンスもあるので本来の使い方ではありませんが、芦田愛菜さんはもはや、全日本国民の子供、孫、と言っても過言ではない存在なので、大目に見て頂ければと存じます。

そして、誰もが18歳を経験しているのであり、誰もがこれから18歳になるのであり、芦田愛菜さんを見るたびに、すでに18歳を経験した人は18歳だった頃の「はつらつ」さを思い出し、これから18歳を経験する人は18歳になることを楽しみにすると、ハッピーな気持ちになれると思います。

芦田愛菜さん、2022年末の「紅白歌合戦」の審査員もされてましたね。
以前はステージ上で歌っていた立場だったので「感慨深いです」という感想でしたが、これからますます活躍されると思われますので注目ですね。

追記)芦田愛菜さん、慶應義塾大学、法学部、政治学科に進学だそうですね。おめでとうございます。