- 大阪王将「忘れられない男」篇羽根つき餃子+スタミナ肉餃子
- 大阪王将「忘れられない男」篇 ぷるもち水餃子+濃厚水餃子
- CM音楽、作曲と演奏は「Franz Gordon (フランツ・ゴードン)」
- フランス語プチプチ講座
- 今回のお話
大阪王将「忘れられない男」篇羽根つき餃子+スタミナ肉餃子
今回の大阪王将CM「忘れられない男」篇は、コテコテ大阪王将の餃子と、都会的でクールな音楽とストーリーとのギャップが「萌えポイント」ですね。
大阪王将「忘れられない男」篇羽根つき餃子+スタミナ肉餃子
洗面台での「香里奈(かりな)」が思い出す、男の声:
「大阪王将の羽根つき餃子焼いたから、香里奈は、あの〜羽根だけ食べてな。餃子はねえ、オレが食べる」
「香里奈」:
「、、、あんなしょーもない男に振られるなんて、、、」
「ナレーション」:
「大阪王将の羽根つき餃子」
大阪王将冷凍食品新CM「忘れられない男」香里奈さんにインタビュー!
大阪王将冷凍食品新CM「忘れられない男」撮影メイキング
大阪王将「忘れられない男」篇 ぷるもち水餃子+濃厚水餃子
メイキング映像の中に、浴槽の中の香里奈さんが出て来ますが、その場面は、こちらの、もう一つのバージョンのCMに使われているんですね。
大阪王将「忘れられない男」篇 ぷるもち水餃子+濃厚水餃子
浴槽での「香里奈」が思い出す、男の声:
「大阪王将のぷるもち水餃子は、日本で売り上げ第一位でしょうか!」
「香里奈」:
「、、、あんなしょーもない男が忘れられないなんて、、、」
「ナレーション」:
「日本で一番売れてる、大阪王将のぷるもち水餃子」
CM音楽、作曲と演奏は「Franz Gordon (フランツ・ゴードン)」
で、このCMに効果的に使われている音楽は何かというと、スウェーデンの音楽家「Franz Gordon (フランツ・ゴードン)」の「Bagatelle En Mineur」バガテル・オン・ミナーる(短調の小品)です。
Franz Gordon - Bagatelle En MineurアルバムJeremy and Maureenより
大阪王将、以前のCMでは分かりやすいバッハなどが使われていたのですが、今回はえらくマニアックで、ムードのある音楽を持って来ましたね。
演奏の「フランツ・ゴードン」について
このYouTube映像に、ピアノを演奏している「フランツ・ゴードン」についての、解説が付いています。その解説によると、
フランツ・ゴードンは、スウェーデンの小さな村ラムフルトで1971年に生まれ、育ちました。
幼い頃から常に音楽に興味があり、母親と一緒にオルガンを弾き始めました。
長じて彼は音楽学校に通い、そこで友人たちと 80 年代の「シンセ・ポップ」に影響を受けたバンドを始めました。
1995年に彼は、「スヴェンスカ音楽学校」で学ぶために、ストックホルムに移りました。
長年にわたり、フランツはさまざまなジャンルの音楽を作曲してきました。
ポップ、ジャズ、さらにはベニー・アンダーソンのスタジオでバーナード・レーアがミックスした交響楽団とのアルバムまで。
現在、彼はバッハ、ドビュッシー、ショパン、ラヴェルなどのクラシック音楽の巨匠にインスピレーションを得たクラシックなメロディーを作曲して演奏しています。
YouTubeで毎月、何百万人ものリスナーが付いているフランツ・ゴードンは、熟練した作曲と才能あるピアノ演奏で私たちを過去へ連れて行ってくれます。
というわけですが、作曲者クレジットはComposer: Franz Bengtsson(フランツ・ベングストソン)となっているので、こちらが本名のようですね。
フランス語プチプチ講座
「Bagatelle En Mineur」(短調の小品)の読み方ですが、カタカナで書くと「バガテル・オン・ミナーる」です。
「オン」は鼻に抜ける音。
「ナー」は「オ」の口の形で「エ」と言う音、とよく言われます。
「る」は「うがいの音」ですが、発音しなくても通じます。
「Mineur」は英語で言うと「Minor」(マイナー・短調)です。
実際の発音では、「ル」と「オ」がくっつくので、「バガテロンミナーる」みたいに聞こえますね。
実際の発音
下の「Google 翻訳」の文字をクリックすると、左のフランス語蘭に「Bagatelle En Mineur」の文字が入っていて、その下の「詳細を見る」のさらに下に、マイクマークが左に、スピーカーマークが右にあります。
そのスピーカーマークをクリックすると、「Bagatelle En Mineur」のフランス語の発音が聞けます。
標準スピードの発音と、ゆっくり目のスピードの発音を、クリックするたびに、かわるがわる発音してくれます。
右側の日本語欄には「些細なマイナー」と、かなり大ざっぱな意味が書いてありますが、正確には音楽用語としての「短調の小品」という意味です。
例えば、ベートーベンの「エリーゼのために」も、「Bagatelle en Mineur(短調の小品)」に音階の「 La (ラ)」を入れた「Bagatelle en La Mineur(小品イ短調)」というサブタイトルになっています。
今回のお話
今回は、香里奈さん出演の、大阪王将のCM「忘れられない男」篇で使われている音楽は何かを探ってみたら、スウェーデンの音楽家「フランツ・ゴードン」というピアニストによる作曲と演奏による「Bagatelle En Mineur」という曲だということが分かった、というお話でした。
この音楽を聞いてみると、バッハは感じられませんが、確かに、ドビュッシー、ショパン、ラヴェルの要素が入っているように聞こえます。
そして、このCMのシーン設定には、ちょっと不安な要素もあったりするので、そんなストーリー展開にもよく合っている音楽だと思いました。