サントリーCMに「情熱の薔薇」
サントリーのCMでブルーハーツの「情熱のバラ」が使われています。
「人生には、飲食店がいる。『人間がいる場所』」篇
ブルーハーツは「甲本(こうもと)ヒロト」がメインボーカルのパンクバンドで、「リンダリンダ」、「TRAIN-TRAIN」「1000のバイオリン」などで知られています。
危ない「甲本ヒロト」の「アナウンサー声」
その甲本ヒロトのパフォーマンスがすさまじく、一見、ちょっと(だいぶ)危ない人なんじゃないか、と思ってしまうくらいですが、その曲はたびたびCMに使われるくらい世間から支持されているんですね。
その支持されている理由は、「甲本ヒロト」のパフォーマンスの危ない感じとは全く裏腹の、心に訴えかける真面目な歌詞、だけではなく、ボーカルとしての甲本ヒロトさんの、まるでアナウンサーのような真面目な印象の美声と、これまたアナウンサーのように、はっきりした聞き取りやすい発音なのではないかと思います。
こちらは「情熱の薔薇」全力のパフォーマンス。
【公式】ザ・ブルーハーツ「情熱の薔薇」【6thシングル(1990/7/25)】THE BLUE HEARTS / Jyounetsu No Bara
歌詞はこちらです。作詞作曲ともに「甲本ヒロト」。
これだけ激しい頭振り、舌出し、のけぞりをしながら、息も切れずにちゃんと歌詞が聞き取れるのが大したものです。
最近は、歌詞を読まないと何と言ってるのか全く分からない、という歌も多いので、なおさらなのかも知れませんが、ちゃんと言いたいことが普通に聞いて伝わるので、気持ち良いですね。
「1000のバイオリン」と「1001のバイオリン」
ブルーハーツの「1000のバイオリン」も、CM音楽として、「アースミュージック&エコロジー」のCMに使われています。
オリジナルは「1000のバイオリン」で、そのオーケストラバージョンが「1001のバイオリン」なので、この宮崎あおいさんのバージョンは正確には「1001のバイオリン」ということになります。
宮崎あおい「1001のバイオリン」アースミュージック&エコロジーCM
こちらはオリジナルのブルーハーツ「1000のバイオリン」です。
ブルーハーツ「1000のバイオリン」
歌詞はこちらです。作詞・作曲は「真島昌利(ましままさとし)」帽子をかぶったギターで「甲本ヒロト」とハモったり掛け合いしたりで歌ってます。
今回のお話
今回は、「情熱の薔薇」のブルーハーツがCMなどにも使われて、世間から支持されている理由について考えてみました。
それは、甲本ヒロトさんの危ない感じのパフォーマンスとは真逆の、心に訴えかけるまともな歌詞と、まるでアナウンサーのような真面目な印象の美声と、そして、これまたアナウンサーのように、はっきりした聞き取りやすい発音の言葉なのではないか、というお話でした。