一音九九楽

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いちおんくくらく★ひとつの音からたくさんの楽しいこと

パク・ソジュン「王(ワン)マンドゥ」CMのバックに流れる音楽は?

bibigo(ビビゴ)「王(ワン)マンドゥ」みんなはもう食べた?編

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「マンドゥ」とは餃子(ぎょうざ)のこと

bibigo(ビビゴ)は韓国食品メーカーの社名でしょうが、「王(ワン)マンドゥ」とは何ぞや!と思って映像を見ると、餃子(ぎょうざ)のことのようですね。

調べてみると、韓国語で「マンドゥ」が「餃子」のことで、「王(ワン)」は文字通り「王様」で、日本にも「餃子の王将」という同じ発想の社名があリますが「餃子の王様」的な意味なんですね。

「マンドゥ」の発音の際のアクセントは「マン」の方にあります。「ドゥ」もよく聞くと「ズー」のようにも聞こえます。

translate.google.com

「マンドゥ」と「まんじゅう」

「マンドゥ」とも「マンズー」とも聞こえますが、日本語の「まんじゅう」と語源が似ているのかな、という連想もできそうです。「まんじゅう」も「餃子」も「皮」の中に「あん」が入っている、という共通点がありますね。

この俳優さんは、パク・ソジュンという人で、韓流(はんりゅう)ドラマ「梨泰院クラス(イテウォンクラス)」などで有名らしいです。

CM中の「みんなはもう食べた?」という言葉が、韓国人らしい訛りがある日本語なので、ファンの方はまたそこが良い、ということになるんでしょうね。

CM音楽は「80日間世界一周」のテーマ曲

さて、このCMの背後で流れている音楽は1956年のアメリカ映画「80日間世界一周」のテーマ音楽で、「ビクター・ヤング」オーケストラによる演奏です。

ずいぶん昔に「兼高(かねたか)かおる世界の旅」という旅行番組があって、その番組テーマとしても採用されていました。

「ズチャーチャ、ズチャズチャ」という「ビギン」のノリの良いリズムパターンが心地良いですね。

ビクター・ヤング「80日間世界一周」

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原作はジュール・ヴェルヌ

この映画の原作は、フランスのSF作家ジュール・ヴェルヌの1872年の作品。

原作では、紳士クラブのメンバー間で、ロンドンから出発してロンドンに戻る世界一周ができるかどうかの賭けが持ち上がり、主人公が全財産の半分を掛け金に拠出、残り半分の財産を旅費に当てる事になります。

ということは成功しない場合、全財産を失う事になります。

80日間世界一周のコース

こちらがその世界一周のコースですが、気球旅行のイメージがあるものの、実際は気球は使われていないんですね。

80日間世界一周

wikiより

そして、世界地図で見てみると、こんなふうです。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c4/Around_the_World_in_Eighty_Days_map.png

wikiより

以下、ネタバレあり

途中、無実の罪で追われて「逃亡者」のような境遇になったり、インドで夫のために殉死させられそうになった女性を助けたり、アメリカで原住民に襲われたり、余計な手間と時間とお金を費やしての大冒険の末に、ロンドンに着いた時には決められた80日目の午後8時45分には5分遅れてしまいました。

ビッグベン

賭けに負けたので、助けた女性に良い生活をさせてあげられない、と落胆したら、その女性は、お金は目的ではない、結婚しましょ、という事になります。

じゃあすぐにでも結婚式を、というところで、なんとまだ79日目だということが判明します。日付変更線を通過したので、時は戻って1日前になっていたのでした。

結局賭けには勝ったのですが、旅行中にお金を使いすぎたので、利益は差し引きゼロ、この世界一周で主人公が得たものは何もなかった、ということになります。

彼の人生に最高の幸せを持ってきてくれた女性を除いては。

今回のお話

今回は、パク・ソジュン出演の「王(ワン)マンドゥ」CMの、バックに流れる音楽は「80日間世界一周」のテーマ曲であることをお話しました。

「王(ワン)マンドゥ」を食べて、世界一周、とまではいかないにしても、プチ外国気分を味わいましょう、というコンセプトなんでしょうね。