一音九九楽

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いちおんくくらく★ひとつの音からたくさんの楽しいこと

「ドノバン」かなと思ったら、「レノン」かな「オサリバン」かな、との声もある「エリック・ゼイ(Eric Zay )」は何者だ?

東芝ライフスタイル「レッドスクエア」CM

現在、反町隆史(そりまちたかし)さん出演の東芝ライフスタイルのCM「レッドスクエア登場編」が放送されています。

東芝ライフスタイル アンバサダー 反町隆史さんCM「レッドスクエア登場」篇 (30秒)

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この「東芝ライフスタイル」のCMに出て来る、赤くて四角い立方体は何かと言うと、「レッドスクエア」という名前が付いていて、東芝の家電製品の全般を暗示したものだそうです。

「レッドスクエア」の「レッド」つまり赤い色には、「情熱やあたたかさ・活動的・リーダーシップ」という意味があって、「スクエア」つまり四角のデザインには「実直さ・規律性・安心感・信頼感」の意味が込められているとのこと。

そう言われてみれば、家庭にある固定式の、いわゆる「生活家電」は、ほぼほぼ四角い形をしてますね。

出演の反町隆史(そりまちたかし)さんは、ヘアースタイルが変わったせいか、別人に見えます。

1970年ライクなCM曲は誰の曲?

さて、このCMで私が気になったのは、バックに流れている音楽です。今時のCMなのに、どこか懐かしいサウンドなんですね。

私は何やらドノバンの曲に似ているような気がしました。

「いやいや、レノンの曲じゃないの?」とか「オサリバンにも聞こえる」という声もありましたが、いずれにしても1970年頃の雰囲気の曲だなあと思って調べてみたら、「Eric Zay (エリック・ゼイ)」という1969年生まれのシンガーソングライターの曲でした。

https://www.pure-records.com/img/ericzay.jpg
「Eric Zay (エリック・ゼイ)」公式ホームページより

1969年生まれとなると、リアルタイムで当時の音楽を聞いていたわけはないので、彼自身ではなく、彼の親が1970年頃に青春で、その頃に聞いていた曲を親が何度も聞いているのを、彼自身が知らず知らずのうちに耳にしていて影響を受けた、という可能性が高いですね。

父親「ケーシー・ランキン(Casey Rankin)」も音楽家

調べてみたら、父親は「ケーシー・デビッド・ランキン(Casey David Rankin)」という、やはり1946年に、アメリカ、カンザス州で生まれたロッカーでした。

1971年に来日して、そのまま日本に在住。テレビ版の「探偵物語」(薬師丸ひろ子出演の映画版とは別物)のテーマソング「 Bad City」を作詞作曲したり、テレビドラマ『俺たちは天使だ!』の主題歌「男達のメロディー」を作曲して、サイドギター担当でバックコーラスを歌ったり、CM音楽やゲーム音楽を制作していたり、と、息子さんである「エリック・ゼイ(Eric Zay)」と同様の活躍をしていたんですね。

息子「エリック・ゼイ(Eric Zay)」も音楽家

息子さんである「エリック・ゼイ(Eric Zay)」の方は、公式ホームページによると、

エリック・ゼイ・ブラウン(Eric Zay Brown)は、1969年4月26日、ニューヨーク州ブロンクス区生まれ。

幼少時に東京に移住。9歳で初めてドラムスティックを手にし、1991年にボストンのバークリー音楽大学で作詞作曲の学位を取得して卒業。

ということで、その後はバンド活動の他にCM曲も手がけているそうです。まるで父親の背中を追いかけているような活躍ぶりですね。

なので、この「東芝ライフスタイル」CMの曲も、このCMのためのオリジナル曲と思われます。

CM以外で作る曲を聞いてみると、確かにビートルズ世代っぽいサウンドですね。

Eric Zay「Blue Bird」 

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今回のお話

今回は、「東芝ライフスタイル」のCMで流れている、1970年あたりの雰囲気のある音楽が誰のものかを調べてみたら、やはり1970年あたりに青年であった音楽家である父親の、息子さんによるものでした。

父親が子育て中にも聞いていたであろう青年期1970年あたりの音楽の影響をもろに受けたに違いない、その息子さんによる音楽だったので、その音楽に1970年あたりの雰囲気があることに納得したというお話でした。

やはり人の思春期、青年期は、体力気力もそうですが、感受性も一番旺盛になって来る時期なんでしょうね。