年末はお経の季節
クリスマスが終わるとすぐに年越しです。
年越しと言えば、護摩焚き(ごまだき)です。
護摩焚きと言えば、護摩木(ごまぎ)を燃やしながら唱えるお経です。
日清から、迫力の高速お経のような宣伝文句の「最強どん兵衛」発売中です。
CMで、青年は「最強どん兵衛」を食べながら、ありがたいお経でどんぎつねの化けの皮をはがそうとしますが、どんぎつねはそんなお経も、左の耳から右の耳に流してしまっていますね。
日清のどん兵衛CM「最強年越し篇」30秒
最強どん兵衛年越念仏、全文(読み方つき)
蕎麦蕎麦(そばそば)
年越蕎麦(としこしそば)
最強蕎麦(さいきょうそば)
健康祈願(けんこうきがん)
幸福吸引(こうふくきゅういん)
太麺弾力(ふとめんだんりょく)
喉越超至福(のどごしちょうしふく)
ここから太鼓が入ります。
鬼鬼(おにおに)
鬼掻揚(おにかきあげ)
繰返繰返(りぴりぴ)
鬼繰返(おにりぴ)
一口驚愕(ひとくちきょうがく)
概念激変(がいねんげきへん)
旨杉笑(うますぎわら)
厚杉笑(あつすぎわら)
ここからさらに速くなります。
最強食感(さいきょうしょっかん)
最強七味(さいきょうしちみ)
最強合出汁(さいきょうあわせだし)
薄利多売(はくりたばい)
企業努力(きりょうどりょく)
買って〜買って〜いっぱい買って〜〜年越しは〜最強どん兵衛〜〜〜
※このへん、本物のお経「般若心経(はんにゃしんぎょう)」の最後「ぎゃ〜て〜ぎゃ〜て〜はらぎゃ〜て〜はらそうぎゃ〜て〜ぼうじそわか〜〜〜」と似てますね。
最強の年越しを!
日清の最強どん兵衛!
馬の耳よりキツネの耳で
「最強のどん兵衛」のご利益(りやく)をありがたいお経にしてどんぎつねに対して唱えているわけですが、当のどんぎつねは「馬の耳に念仏」ならぬ「キツネの耳に念仏」状態で、左の耳から右の耳に流しています。、
そのうち、とうとう、途中から右耳をはずして床に置いてしまいます。
そうすると、その床に置かれた右耳からお経が流れ出すんですね。シュールです。
お経が終わると、置いてあった耳を元の位置に戻しますが、今度は左耳が落ちてしまいます。
もともと聞く耳は持たない、ということでしょうか。
いやなことを言われたり、腹立たしいことがあったとしても、それはキツネの耳で聞き流しておくのが世渡り上手かも知れません。
その際は、キツネの耳になっていることがバレないように、化けの皮がはがれてうっかり尻尾を出さないようにすることが肝心です。
このCMの音楽というか歌手というか、「お経ラップ」の主は、chelmico(チェルミコ)
この音楽は、「Rachel(レイチェル)とMamiko(マミコ)の友達2人組で結成されたラップユニット」chelmico(チェルミコ)によるものです。
聞いていて気持ち良いですね。
お経そのものが聞いていると気持ち良いものですが、リズムに乗っているので、調子よく聞けます。
なんだか、クセになりそうですね。
今回のお話
今回は、日清「最強どん兵衛」のラップ調のCMソング?が面白かったので、歌詞をご紹介しました。
忘年会や新年会の「かくし芸」のために、みんな覚えそうですね。
おまけとして、本物のお坊さんによる「般若心経」をご紹介しておきます。
5回繰り返して(「りぴ」して)ます。