一音九九楽

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いちおんくくらく★ひとつの音からたくさんの楽しいこと

元祖・欽ちゃん跳び!「フレディーとザ・ドリーマーズ(Freddy And The Dreamers)」

 

欽ちゃん跳びをする「リバプールサウンズ」

私はこの動画をYouTubeで発見して、

「おおおっ!外国にも『欽ちゃん跳び』をする人がいるんだ!」

と、感動してしまいました。

「フレディーとザ・ドリーマーズ」のフレディーの跳び方

こちら、「エド・サリバン・ショー」でパフォーマンスをしているイギリスのグループサウンド、「フレディーとザ・ドリーマーズ」のリーダー、「フレディー」の「跳び方」にご注目ください。

「フレディー」が、いきなり奇声を発したり、バンドメンバー自体も変な動きをしたりして、変なグループなのですが、曲はしごくまともなポップスになってます。

「フレディー」は、ちょっと「欽ちゃん走り」的な動きもしますよ。

Freddie & The Dreamers "I'm Telling You Now" on The Ed Sullivan Show

youtu.be

「コント55号」の「欽ちゃん」の跳び方

この跳び方、ひと昔前ならぬ5昔前くらいのことをご存知の方なら、見覚えがあると思います。

あの「コント55号」の「欽ちゃん、二郎さん」の欽ちゃんの方が「なんでそう〜」というフレーズと共に、片手を前方上方から下にヒラヒラさせながら降ろして、同時に姿勢を低くしてから、「なるの!」で跳び上がって、空中でこのポーズをするんですね。

お笑い界の「ビートルズ」

コント55号までの漫才はセンターマイクを挟んで、二人で並んで、相手を叩く、くらいのパフォーマンスはあるものの、ひたすらボケとツッコミでしゃべりまくる、という形態でしたが、彼ら「コント55号」のコントは、舞台の端から端までを使って走り回るもので、カメラが追い付かない。たびたび、二人とも画面外に行ってしまって映っていない、ということがありました。

コント55号・コント「机」

youtu.be

その前代未聞の、画期的新しさは、当時のポップス界における前代未聞の革新的存在だったビートルズの新しさと共通するものだったかもしれません。

実際、この「フレディーとザ・ドリーマーズ」も、デビュー前のビートルズと同じ時に、リバプールのキャバーンクラブで演奏していたのでした。

同じ動きは「共時性」の働きか

はて、もしや、「コント55号」は1966年に結成されたので、欽ちゃんはこの1963年の「フレディー」の映像を見ていたのだろうか、とも思いますが、「YouTube」など無い時代だったので、「共時性(シンクロニシティ)」説の方を取りたいですね。

「共時性」説と並んで「形態共鳴」説というものもあるらしいですが、例えば特許の申請を受け付けていると、同じ内容の特許申請が同じ日に二つ、全く違う地域から出される、という現象がわりとあるようなのですね。

つまり、その現象のシステム、働き、なぜそうなるのかは分からないものの、同じアイディアを、全く関係のない人間が、同じ時期に思い付く、という現象が確かにある、という説なので、私としては、こちらを採りたいと思います。

多分、「フレディー」も欽ちゃんも同じようなキャラクターなんでしょうね。

何か面白いことはないか、といつも考えていると、不思議なことに面白いことが降って来る。

その降ってきた面白いことが、二人に共通する跳び上がりアクションであり、「欽ちゃん走り」と同じような「フレディー」の動きだった、というわけです。

今回のお話

今回は、欽ちゃん跳びの元祖とも言うべき、「フレディーとザ・ドリーマーズ(Freddy And The Dreamers)」の「フレディー」の「欽ちゃん跳び」と、「欽ちゃん走り」みたいな共通の動きをご紹介しました。

こういう、同時多発的に同じようなことが全く違う場所で起きる「共時性」は、音楽、美術、文学、科学、学術などの分野でも起きているのかもしれません。政治や経済においても、そうかも知れません。災害や事故でも言えることかも。

どうせなら「良いできこと」に「あやかりたい」ものだと思います。